- 家庭菜園を始めようと思っているけど手間がかかりそうで続けられるか不安
- 忙しい日々の中で世話を忘れそう
- 旅行とかで世話ができない日もあるんだけど大丈夫なのかな
あなたはこのように思ってなかなか家庭菜園を始めれずにいませんか?
だけど大丈夫です。
なぜなら、家庭菜園にはあまり手間をかけずに育てられる野菜があるからです。
この記事では
- あまり手間をかけなくても育つ野菜
- 数日間は世話をしなくても済むコツ
をお伝えしていきます。
この記事を読むことで、あなたは野菜のお世話を忘れてしまった、また旅行などで数日間家を空けないといけなくなった場合でも順調に野菜を育てることができるようになります。
目次
手間がかからない野菜
家庭菜園であまり手間をかけずに育てられる野菜には、次のような種類があります。
これらは比較的強健で、成功しやすいので初心者にもおすすめです。
1. 葉物野菜
- ルッコラ
- 種をまくだけで簡単に育ち、短期間で収穫可能。
- 害虫も比較的少ない。
- ほうれん草
- 寒さに強く、手入れが少なくて済む。
- 小松菜
- 発芽率が高く、害虫にも比較的強い。
- チンゲン菜
- 成長が早く、害虫に強い品種も多い。間引き菜も食べられる。
- レタス(サニーレタス・リーフレタス)
- 水やりさえ気を付ければ手間が少なく、株元から切り取ると再び葉が生えてくる。
- 春菊
- 冷涼な気候に強く、虫害が少ないため初心者向け。
- 水菜
- 病害虫に強く、土質を選ばず育つ。種まき後1か月程度で収穫可能。
2. 根菜類
- ラディッシュ(はつか大根)
- 種まきから収穫までが約1か月と短く、初心者向け。
- 土を深く耕さなくても育つ。
- じゃがいも
- 一度植えると管理が楽。水やりも少なくて済む。
- にんじん
- 「ミニキャロット」など小型品種は育てやすく、土壌準備も比較的簡単。
- さつまいも
- 乾燥に強く、手間が少ない。広いスペースがあると特に向いている。
- カブ
- 成長が早く、寒さにも強い。間引き菜も利用可能。
- ごぼう
- 深い土が必要だが、ほぼ放任で育つ種類もある。
3. 豆類
- さやえんどう(スナップエンドウ)
- 寒さに強く、つるを支える支柱を用意すれば簡単に育つ。
- いんげん豆
- 成長が早く、支柱を立てるだけでたくさん収穫できる。
- そら豆
- 冷涼な気候で育ちやすく、管理が簡単。
- 落花生
- 日当たりが良ければほぼ放任で育つ。収穫の楽しみも大きい。
4. 果菜類
- ズッキーニ
- 放任気味でも育つが、スペースが必要。
- 病害虫の心配が少ない。
- ミニトマト
- 一度根付くと水やり程度で収穫が続く。
- きゅうり
- 支柱を立てる必要があるが、毎日収穫できるほど成長が早い。
- ピーマン・ししとう
- 病害虫に強く、たくさん実がなるので初心者向き。
- ナス
- 適切に肥料を与えれば収穫が長く続く。強健な品種も多い。
- カボチャ
- 放任気味でも育つが、広いスペースが必要。つるを誘導すれば整えられる。
5. ハーブ
- ミント
- ほぼ放置で育つが、繁殖力が強いので注意。
- パセリ
- 少ない手入れで収穫可能。病害虫にも強い。
- ローズマリー
- 乾燥に強く、剪定をあまりしなくても良い。
- バジル
- 夏向けのハーブで、発芽後は育てやすい。こまめに摘芯すると長く楽しめる。
- タイム
- 水やりが少なくて済み、手間がほとんどかからない。
- オレガノ
- 肥料が少なくても育ち、病害虫に強い。
その他の栽培しやすい作物
- ネギ(九条ネギなど)
- 一度植えると繰り返し収穫可能で、ほぼ放置で育つ。
- ニラ
- 根付くと何年も収穫可能で、水やり程度で済む。
- 里芋
- 水もちの良い土で育てれば、放任気味でも収穫可能。
- オクラ
- 暑さに強く、乾燥にも耐える。適度に水やりするだけでOK。
注意点
- 季節に合った野菜を選ぶ
野菜には春・夏向き、秋・冬向きなどの種類があります。それぞれの種まき時期を確認すると失敗が少ないです。 - 土壌の準備
肥料を適切に与えたり、耕したりしておくと、より手間が省けます。市販の培養土を使うとさらに簡単です。 - 連作障害の回避
同じ作物を同じ場所に植え続けると病気が出やすくなります。種類をローテーションするのがコツです。 - 害虫対策
防虫ネットをかけておくと安心。 - 水やり
基本的に土が乾いたら水をあげる程度でOK。
収穫日数が短い順番
収穫までの日数が短い野菜をリストアップし、短い順に並べてみました。
収穫までの日数が短いと言うことは、それだけすぐ収穫できるため、野菜の世話に飽きてしまう前に収穫できるということです。
もしあなたが「野菜を育てるの飽きてしまいそう」って思っているのであれば、これらの中から選んで育ててみてください。
天候や環境によって多少変わりますが、目安としてご活用ください。
もし「すぐ食べられる野菜」を目指すなら、ラディッシュ、ルッコラ、小松菜、水菜がおすすめです!
1か月以内で収穫可能な野菜
- ラディッシュ(はつか大根):20~30日
- 最速で収穫できる野菜。間引きしながら利用可能。
- 水菜:25~30日
- 葉がある程度成長したら早めに収穫できます。
- ルッコラ:25~35日
- 葉が小さいうちから収穫可能。
- 春菊(間引き菜):25~35日
- 小さいうちに間引きながら食べられます。
- 小松菜:30~40日
- 成長が早く、葉が大きくなる前に柔らかい状態で収穫可能。
1~2か月で収穫可能な野菜
- サニーレタス・リーフレタス:40~50日
- 葉をカットしながら収穫すると長く楽しめます。
- チンゲン菜:40~50日
- 葉が少し大きくなったら収穫可能。
- ほうれん草:40~60日
- 冷涼な気候で成長が早く、寒さにも強い。
- カブ(ミニカブ):40~60日
- 小型の品種は早めに収穫できます。
- ネギ(若採り):45~60日
- 若い芽の段階で収穫する場合。
- レタス(結球しないタイプ):50~60日
- 葉を随時摘み取ることで利用可能。
2~3か月で収穫可能な野菜
- ラディッシュ(大型品種):60~70日
- 標準サイズの品種では少し時間がかかる。
- いんげん豆:60~80日
- 支柱を立てて育てれば短期間で収穫可能。
- ズッキーニ:60~90日
- 花が咲いてからすぐ実が育つため、収穫までが早い。
- ピーマン・ししとう:70~90日
- 小さい実がついたら随時収穫可能。
3か月以上かかるが育てやすい野菜
- じゃがいも:90~120日
- 土寄せをしながら育てるが、放任でも成長する。
- ミニトマト:90~120日
- 一度実がつくと長期間収穫可能。
- さつまいも:100~120日
- 土の中で育つので管理が楽。
- ナス:100~130日
- 成長後は収穫が長期間続く。
超短期間で収穫するコツ
- 間引き菜を活用する
- ラディッシュやカブなど、間引いた苗もサラダやおひたしとして食べられます。
- 若い葉を収穫する
- 小松菜や水菜は、完全に成長する前に若葉を収穫しても美味しく食べられます。
数日間家を空けても育つ工夫
旅行とかで数日家にいない場合とかってどんなふうに野菜を育てたらいいの?
旅行で数日家を空ける場合でも、工夫次第で野菜を無事に育てることができ、ここではおすすめの工夫をお伝えします。
これらの方法を実践すれば、旅行中でも野菜を元気に育てることができます!
また、数日間家を空けても育つってことは、忙しい生活の中で少々世話を忘れてしまっても大丈夫ってことです。
1. 水やり対策
野菜が最も心配なのは「水切れ」です。以下の方法で水分を保てます。
簡単な方法
- マルチングをする
- 野菜の株元にワラやバークチップ、新聞紙、ビニールシートを敷いて土の乾燥を防ぎます。
- 特に夏場や直射日光の強い日には効果的です。
- ペットボトルの自動給水装置
- ペットボトルに水を入れ、キャップに小さな穴を開けて逆さに差し込むと、少しずつ水が供給されます。
よりしっかりした方法
- 底面給水のプランターを使用
- プランターの底に水が溜められる仕組みで、数日間は水を吸い上げてくれます。
- 自動散水システム
- ホースやタイマーを使った自動散水システムを設置すると、指定した時間に水やりが可能です。ベランダ菜園や広めの庭に最適。
2. 日当たりと温度管理
旅行中は気温や日当たりの管理も重要です。
- 日差しが強い場合
- プランターや鉢植えを半日陰に移動して、過剰な乾燥を防ぎます。
- 軽い遮光ネットをかけて直射日光を和らげると良いでしょう。
- 寒い季節の場合
- 防寒対策として、保温シートや不織布を被せておくと、急激な温度低下を防げます。
3. 雑草と害虫の予防
旅行前に以下を行っておくと、数日間でも快適な環境が保てます。
- 雑草を抜く
- 雑草が水分や栄養を奪うのを防ぎます。
- 防虫ネットの設置
- 虫害が心配な場合、防虫ネットをかけておくと安心です。
4. 長期不在(1週間以上)の場合
- 乾燥に強い野菜を育てる
- オクラ、ハーブ(ローズマリー、タイムなど)、さつまいもなどは水が少なくても比較的育ちやすいです。
- 一時的な管理者をお願いする
- 家族や近所の人に水やりを頼むのも一つの方法です。簡単なメモを添えると親切です。
旅行前にやっておくことのチェックリスト
- しっかり水やりをしておく
- 旅行前にたっぷり水を与え、土が十分湿るようにします。
- プランターや鉢を移動する
- 雨が当たらない場所や、強い日差しを避けられる場所に置きます。
- 収穫できるものは収穫しておく
- 成熟した野菜を収穫しておくと、株への負担が減ります。
- 肥料は控える
- 肥料を与えすぎると、成長が進みすぎて水不足になりやすいので注意します。