- 家庭菜園を始めてみようと思ってるけど何が必要なのか分からない
- 道具を全部そろえようと思ったら高くつきそうだし安くそろえられないのかな
- どういうところでどういうものを買ったら安くそろえられるの?
- 安い道具って実際使ってみてどうなの?
この記事ではこのような悩みを抱えているあなたへ向けてお届けします。
もしあなたが家庭菜園をこれから始めようと思っているのであれば、道具は安いもので全然構いません。
できるだけ安くそろえてください。
なぜなら、安いものであっても全然問題なく使えるし、いろんな道具をそろえるってことはその分値段も高くなってしまうということ。
値段が高くつくってなるとなかなか最初の第一歩が踏み出せないけど、安く始めれるとなると「じゃあちょっとやってみようかな」って気持ちになりますよね。
このブログのモットーは、安い・簡単・継続。
そのモットーの元に、このブログでは安い道具、そして簡単に継続できる方法を紹介しています。
あなたはこの記事を読むことで、あなたは安い道具をどこで買うことができるか、そしてその中でもどういったものを買うとさらに安い道具をそろえることができるのか。
こういったことを知ることができるようになります。
この記事を読んで、道具を安くそろえてすぐに家庭菜園を始めてみましょう。
家庭菜園に必要な道具
ここからは実際に家庭菜園をする上で必要な道具を紹介していきます。
安い・簡単・継続をモットーに初心者が家族もしくは自分の分だけ収穫するために必要な道具を紹介しています。
なので、家庭菜園でたくさん野菜を作っているガチ勢の人からすれば足りない道具があると思うでしょうが、このブログではそういうのはナシで紹介します。
プランター・鉢
家庭菜園には栽培キット・プランター菜園・畑の3種類があります。
栽培キットはとても簡単ですが収穫量が少ない、畑は収穫量は多いけどハードルが高め。
というわけでプランター菜園が最もバランスが取れている菜園方法となっています。
そんなプランター菜園に必要な道具は、その名前の通りプランターとなります。
ただ、プランターには買う際に注意する点があり、この点を間違えてしまうと野菜が育たなくなってしまう上に後から修正するのが非常に困難なため、最初に買う時点で抑えておきたいところです。
その注意点は、底が深いプランターを買うこと。
これに尽きます。
なせ底が深いプランターが必要かというと、野菜って土の中の栄養や水分を吸収して育ち、美味しくなったり収穫できる量が多くなったりします。
なので、土が多くなればなるほど土の中の栄養や水分が豊富になり、それを吸収した野菜はそして根が張れば張るほど栄養や水分をよく吸収して美味しい野菜がたくさんできるようになります。
ここで底が浅いプランターだと、土の量が少なくなって十分な栄養や水が吸収できない。
結果として、あまり美味しくない、量も少ない、下手をすれば栄養が足りず育ちきる前に枯れてしまうなんてこともあります。
もちろん野菜によっては、あまり根が張らない野菜もあってそういう野菜は浅いプランターでも十分なんですが、家庭菜園を始めたばかりの初心者はそんな野菜一つ一つの特徴なんて理解しているわけもないので、とりあえず底が深いプランターを使っておけば問題ないです。
プランターが小さくて困ることはあっても大きくて困ることはありません。
培養土
続いて培養土です。
本来、家庭菜園をするのには土に牛糞や肥料を混ぜて土の状態を良くする土壌改良っていう方法をしないと野菜が育たないんですけど、この培養土にはすでに野菜を育てるのに必要な栄養が含まれているので、これを使うだけでOK。
畑で育てる場合にもこの培養土を使ってもいいんですが、畑だと面積によってはたくさん買わないといけなくなります。
プランター菜園をする場合にはいくら底が深いプランターを使うにしてもそこまでの量は必要ないので、この培養土をプランターの中に入れるだけで準備は完了。
あとは種を蒔いたり苗を植えたりするだけです。
実際に僕も買ってきた培養土だけをプランターに入れて中玉トマトを育ててるんですけど、ものすごく成長しすぎて余分な枝を切って除去するのが大変なくらいです。
なのでプランター菜園をする際にはプランターと合わせて必須な道具になります。
この培養土は25Lとかなり多めですが、先ほどの底が深いプランターを使うのであればこのくらいあっても全然問題ありません。
牛糞・鶏糞
畑で野菜を育てる場合には、元からある土を使ってもいいですがそれだと土がカチカチで硬かったり栄養が足りなかったりで野菜が大きく育たなかったり収穫まで至らなかったりすることがあります。
そうならないために培養土を使ってもいいのですが畑の広さによってはとんでもない量の培養土が必要になってくるので、元からある土の土壌を改良するのが良いです。
ここで必要になってくるのが牛糞と鶏糞。
牛糞は土をふかふかにするのに使い、鶏糞は土の中の栄養価を高める肥料として使います。
土がカチカチだと根が伸びにくかったり水をあげたときに流れていきやすくなったりしてしまうんですよね。
反対に土がふかふかで柔らかかったら根が伸びやすかったり水をしっかり土の中に留めておくことができるので、水や土の中の栄養をしっかり吸収することができます。
だから土をふかふかにする牛糞を使ったほうが野菜の育ちが良くなるんですよね。
あと、庭に元からある土には野菜が育つための栄養が足りないことが多いので栄養価の高い鶏糞を混ぜておくと栄養満点な土ができあがります。
ここで牛糞と鶏糞って一緒に土に混ぜてもいいの?っていう疑問がありますよね。
結論を言うと両方土と一緒に混ぜてもいいです。
畑づくりに熱意のある人なら「牛糞と鶏糞は内容が違うんだから時期をずらして混ぜないとダメだよ」と言う場合もあるでしょう。
だけどこのブログでは安い・簡単・継続をモットーにしているので、そんな2回も混ぜることはおすすめしません。
始めたばかり、もしくはこれから始めようと思っているのに、2回も牛糞や鶏糞を混ぜたり耕したりするのって大変だしなかなかそんな時間も取れないですよね。
だから一緒に混ぜて耕していっても構いません。
大丈夫、育ちますから。
ポイント
- 牛糞:土をふかふかにするのに使う
- 鶏糞:肥料として使う
- 牛糞と鶏糞は一緒に混ぜて畑を耕しても良い
スコップ
先ほど畑を耕すと言いましたが、ここで畑を耕すのにスコップとクワが必要になります。
畑を耕すことによって土がふかふかになって先ほどもお伝えしたように、根が伸びやすくなったり水や栄養を留めておくことができます。
ここであなたは
「え?畑を耕すのってクワを使うんじゃないの?」
と思ったことでしょう。
もちろんクワも必要です。
だけど、その前にスコップで土を掘り返しておかないと畑をなかなか耕すことができません。
それはなぜかと言うと、畑をする前の土って結構固くなってるんですよね。
土が硬すぎてクワで耕そうにもなかなかクワが土の奥深くに入っていかず耕すのが非常に困難になります。
だからまずはスコップで土を掘り起こしてある程度塊になっている土をバラバラにしてクワで耕しやすくしていきます。
ここで一つ注意点として、スコップは先が尖っているものを使用してください。
なぜかと言うと、先ほども少しお伝えしたように畑をする前の土ってかなり固くなっているので、先が尖っていない四角いスコップだと土の中に入って行きません。
土の中に入っていかないのでいくらやっても土を掘り起こせずクワで耕しやすくすることができなくなってしまいます。
だからスコップは先が尖っているものを選ぶ。
覚えておいてください。
ポイント
スコップは先が尖っているものを選ぶ
クワ
スコップのところで畑を耕すということをお伝えしましたが、畑を耕すのにクワ(鍬)を使います。
クワにも種類があって、スコップのように先が尖っているクワと四角い形になっているクワがありますが、畑を耕すのに使うのは四角い形になっている平鍬です。
「なんでスコップは先が尖っているものを選ぶのにクワは四角い平鍬を選ぶの?」
と疑問に思うでしょう。
それは先が四角い平鍬のほうが効率的に畑を耕すことができるからです。
これ2つをそれぞれ使ってみたらわかるんですが先が尖っていると土の中にクワが入って耕そうとしても左右に土が逃げてしまってなかなか耕せないんですよね。
これが平鍬になると土が左右に逃げないので効率的にしっかりと耕すことができます。
「でも先が四角いとスコップのときみたいに土の中にクワが入っていかないんじゃないの?」
との疑問もあるでしょうが、大丈夫です。
なぜなら、先ほどもお伝えしたように、先にスコップで硬い土を掘り起こしているからです。
掘り起こして固まった硬い土がある程度バラバラになっているので、四角い平鍬でも十分に土の中に入れることができます。
このために、先にスコップで土を掘っておく必要があるわけですね。
もちろんもう先が尖ったクワを持っているのであればそれを使っても構いません。
新たに買うとなると面倒だし初期費用もかさんでしまいますし、そもそも庭でする程度の家庭菜園であればそこまで広くないでしょうから尖ったクワを使ってもいいでしょう。
あくまでも、クワを持っておらずこれから買うのであれば平鍬をおすすめするということです。
このブログのモットーは安い・簡単・継続なので、できるだけ費用は抑えて始めやすいようにしましょう。
そして、ここで畑を耕す際に先ほども紹介した牛糞と鶏糞も一緒に混ぜて耕してください。
何度も言いますが、このブログは安い・簡単・継続がモットーなので、簡単にできるよう一度にできることは一度に済ませましょう。
ポイント
- クワは先が四角い形になっている平鍬を使うと効率がいい
- もうすでに先が尖ったクワを持っているのであれがそれを使ってもよい
- 牛糞や鶏糞を混ぜて畑を耕すと一度に行えて簡単で楽
育苗ポット
野菜を種から育てる場合にプランターや畑に直接種を蒔いて育ててもいいですが、その前に育苗(いくびょう)ポットに種を蒔いて育てるのをおすすめします。
なぜなら、野菜って種を蒔いてもうまく芽が出てこなかったり、芽が出てきてもそこから大きく育たないっていうことがよくあります。
だから、最初に育苗ポットで育てて育ちがいい芽を厳選してプランターや畑に移植すると多くの野菜を育て収穫することができるようになります。
ここで育苗ポットには2種類の種類があって
ポリポットはビニールでできている育苗ポット。
よくホームセンターの入り口とかにある野菜の苗や花を育てている育苗ポットはこのポリポットを使っています。
対するジフィーポットというのはビニールのポリポットと違って苗と一緒に土に植えても土に還る育苗ポットになります。
それぞれメリットがあって
ポリポットはとにかく安い。
セットでたくさん売っているのに値段が安いのが最大の特徴。
しかも繰り返し使える。
ただ、芽や苗をポリポットから出してプランターや畑に植え替えるのが少し難しくて、慣れていない初めての場合はここで芽や苗を傷づけてしまったり折ってしまったりすることがあります。
ジフィーポットの場合は土に還るので育苗ポットから取り出す必要がない。
そのままプランターや畑に植えればいいので、芽や苗を傷つける心配がない。
だから安いのがポリポット、簡単なのがジフィーポットと覚えておいてください。
個人的には慣れるまでは簡単なジフィーポットを使って、慣れてきたらポリポットで安く済ませる。
このやり方をおすすめします。
シャベル
シャベルは育苗ポットで育てた苗をプランターや畑に移植する際に、プランターや畑の土を少し掘っておくのに使ったり、野菜がある程度育ってきたときに肥料を追肥したりするのに使ったりと意外と出番が多いです。
これも土に刺さりやすいように先が尖ったものを選んでください。
ジョウロ
野菜に水をあげるのに使うのにジョウロを使いますが、このジョウロにも買う際に注意点があります。
ジョウロの先に取り付けて水がシャワーみたいに分散して出るやつ。
あれは使うようにしてください。
ジョウロの先を取り付けずジョウロの本体だけを使って水をあげると、水が一点集中してしまって水圧で土が掘り起こされて植えたばかりの種が出てきてしまったり、芽や苗が俺てしまったりすることがあります。
だからジョウロを使うときは先を取り付けて水がシャワーんみたいに分散して出るようにしてください。
ホームセンターでは大抵の場合、先が取り付けられた状態で売っていますが、たまに安いやつだと本体だけ売ってて先は別売りとなっている場合があるので、先が取り付けられているかどうかを注意してみておいてください。
ハサミ
ハサミは野菜を収穫するのに使ったり、余分な枝や脇芽を除去したりするのに使います。
ある程度切れ味が良ければ別になんでも良いです。
僕も専門の剪定ばさみではなく、家にあるやつを使っています。
支柱
トマトのように上に伸びて育っていく野菜は支柱で支えないと倒れてしまうので支柱が必要になります。
これも100均やホームセンターに売っています。
特にこれがいいっていうものはないのでなんでもいいです。
短い支柱を使ってしまったけど予想以上に野菜が伸びてしまって長さが足りないって思ったときも、その横に長い支柱を立てて一緒に留めてしまえば問題ないです。
強いていてば野菜用の深型のプランターには縁に支柱を通す穴が空いているものがあるんですけど、これが意外と小さくてその穴に支柱が通らないことがあります。
プランターでトマトなどの野菜を育てる場合はこの穴に支柱を通すことができればガッチリ固定することができるので、この穴にあったサイズの支柱を買うといいでしょう。
道具を売っている場所
ここまでで家庭菜園に必要な道具を紹介してきましたが
「じゃあ、その道具ってどこで売っているの?」
という話になってきます。
それをこれから紹介していきます。
ただ、繰り返しですがこのブログは安い・簡単・継続がモットーなので、できるだけ安く手に入る場所を紹介します。
ホームセンター
まずはホームセンター を紹介します。
といってもできるだけ安くしようと思うとこのホームセンターでほぼ解決するくらいには家庭菜園に必要なものがそろっています。
よく「ちゃんとしようと思ったら専門店のしっかりしたものを買うべき」っていう人もいますが、あれもこれも専門店で買いそろえようと思ったらとんでもない金額になってしまいます。
それじゃあ最初の敷居が高くなってしまってなかなか始められないですよね。
手頃な値段のものを買ってすぐに始められる、これが家庭菜園をスタートするためのポイントです。
これまで紹介した道具もほとんどホームセンターで安く買うことができるんですが、肥料や培養土の種類によってはあなたの家の近くにあるホームセンターには売ってないこともあります。
その場合は別のホームセンターに行くかAmazonや楽天といった通販サイトを使うかする必要があります。
100均
実は100均にも家庭菜園に必要な道具を売っています。
例えば支柱や軍手などの手袋類。
特に軍手はホームセンターで買うと何個も入って売ってることがあって「こんなにいらないっす」ってなることがあるのでこういった小さいものは100均でそろえるのもアリです。
また支柱なんかはただの棒としても売ってますが、伸びたツルが巻きつきやすいように最初から組み立ててある支柱も売っています。
あとは先ほど紹介した土に還るタイプのジフィーポット。
他にも色々と家庭菜園に役立つものが売っているので100均に立ち寄った際には菜園コーナーも確認しておいてください。
通販
あなたの近所のホームセンターや100均では買うことができなかったものがあればAmazonや楽天、Yahoo!ショッピングなどの通販サイトを使用してみてください。
さすがにここまでするとまず何でも手に入ります。
特に肥料によっては通販サイトで買うほうが安かったり、安くて大量に入っているものがホームセンターでは売ってなかったりすることもあるので通販サイトも侮れません。
しかもAmazonや楽天でセールになっててさらに安くなってることもあるし定期的にチャックするのをおすすめします。
どういったものを買うか
ここまでで家庭菜園に必要な道具とどこで買うかという話をしてきましたが、最後にもう一つお伝えしておきたいことがあります。
それはどういったものを買うかです。
例えば同じホームセンターに行ったとしてもクワやスコップとかって何種類もあってどれを買ったらいいのか分からなくなります。
先ほどクワは先が四角い平鍬でスコップは先が尖ったものが使いやすいですよっていう話をしたんですが、その中でもさらに種類があって値段もバラバラなんですよね。
じゃあどれを買ったらいいのか。
それは安いもの、使いやすいものを買ってください。
何度もお伝えしているように、とにかく初期費用を安くして始めやすいようにまずは安いもので全く問題ありません。
個人的なおすすめはDCMシリーズのようなそれぞれのホームセンターの自社ブランド。
自社ブランドって他の商品と比べて同じような商品なのに安くなっている場合が多いのでそれを買うと、ただでさえ安いホームセンターの中でもさらに安く買うことができます。
そしてもう一つ。
ホームセンターに行ったときって商品が目の前にあるので、実際に手に取ってみて大きさや重さなど自分が使いやすいかという点も確かめておくといいです。
ちょっとこう耕すフリというか格好をしてみて使いやすいかどうか確かめてください。
プランターについても深いものがいいとお伝えしましたが、その深型のプランターでも値段が高いものと安いものがあります。
はい、安いものを選んでください。
全く問題ありません。
まとめ
これまでの話をまとめるとこのようになります。
まとめ
- 道具は安いもので良い
- 安い道具はホームセンターや100均、amazonや楽天・Yahoo!ショッピングで買うことができる
- 中でもホームセンターの独自ブランドは特に安く買うことができる
家庭菜園を始めよと思っているあなたはとにかく何から始めたらいいのか、道具は何を買ったらいいのか全く分からない状況だと思います。
道具はとにかく安いものを買ってください。
確かに高いもののほうが確かに頑丈で長く使うことができます。
ただ家でプランター菜園や庭で家庭菜園をするくらいであれば範囲もそんなに広くないでしょうし使う回数も限られるでしょうから、安いものでも十分。
それよりはちゃっちゃと安いものを買ってしまって早く始めてしまったほうがいいです。
あれもこれもと考えていてはいつまで経っても始められないし考えているうちに始める気さえなくなってしまいます。
実際に僕もホームセンターのDCMっていう独自ブランドの道具をそろえて家庭菜園を始めています。
それでも問題なく使えているし、まだしばらくはこのまま使っていこうと考えています。
あなたも安い道具をそろえて今すぐ家庭菜園を始めてみませんか?