- 初めて家庭菜園をするんだけどどうやったらいいのか分からない
- 畑でやりたいんだけど土の手入れ方法が分からない
- 初めてでも簡単にできる方法がないのかなぁ
この記事はこのような悩みを持っているあなたに向けてお届けします。
家庭菜園を始めようとしているけど何を始めたらいいのかわかりませんよね。
特に畑で野菜を育てようと思ったら最初に土作りをしないといけないけど、土作りって本当にやり方が分からないし、そもそも何か難しそうでなかなか最初の一歩が踏み出せないでいませんか?
この記事では、初心者であっても簡単にできる土作りの方法を紹介しています。
なお、このブログでは安い・簡単・継続をモットーにしているので畑といってもガチの人がやってる広い畑での土づくりを紹介するのではなく、家の庭で始めれる程度の畑の土作りを紹介しています。
いきなり大きい畑での方法を教えられても大変だし、そもそもそんな大きい畑とか持ってないけど、これが家の庭だったらちょっとしたスペースがあればすぐに始められるし、しかもそれが簡単にできるとあっては「じゃあやってみようかな」っていう気持ちになりますよね。
この記事を読むと、家庭菜園初心者のあなたであっても家の庭ですぐに畑を作って家庭菜園を始めることができるようになります。
スコップで土を掘り起こす
まずはスコップで土を掘り起こすところから始めます。
「あれ?土づくりってクワで耕すんじゃないの?」
と疑問に思ったことでしょう。
それは間違いないんですが、クワを使う前にスコップで土を掘り起こしておいたほうが簡単にできます。
というのが、庭にある土ってけっこう硬くてそのままクワで土を耕そうと思ってもクワが土の中に入らず耕せないことがあるんですよね。
ここでクワを使う前にスコップで土を掘り起こしておくと、硬い土の塊がバラバラになって後でクワで耕しやすくなります。
さらに注意点をあげるとすると、硬くなってる土にスコップが刺さるようにしないといけないので、スコップは先が尖ったものを使ってください。
そのほうが土が硬くてもスコップが刺さりやすく少ない力で簡単に掘り起こすことができます。
ポイント
- 土を耕す前にスコップで硬い土を掘り起こしておく
- スコップは先が尖ったものを使う
土に牛糞と鶏糞を混ぜる
さてスコップで土を掘り起こしました。
さぁ、いよいよクワで耕すぞ。
と思うでしょうが、その前にもう一つ工程を挟みます。
それが土に牛糞と鶏糞を混ぜることです。
牛糞と鶏糞を混ぜることで土がふかふかになったり栄養を与えることができるんですが、ここで牛糞と鶏糞の違いをお伝えしますが、牛糞は土をふかふかにするのに使い、鶏糞は肥料として使います。
土をふかふかに柔らかくする必要性なんですが、土が硬かったら野菜の根がなかなか伸びていかなかったり、土に水をあげても土が吸収せずに流れてしまったりするんですよね。
これが土がふかふかだと土が柔らかいですから根も成長を阻害されることなくどんどんと伸びていくことになり、また土が水をよく吸って流れていかなくなるんです。
となると、長く成長した根がたっぷりの水を吸収してどんどん野菜が大きくなっていくということになります。
だから土をふかふかにする必要があるんですよね。
そして庭にある土には栄養も不足していることが多いです。
だから土に栄養を与えるために栄養たっぷりの鶏糞を土に混ぜる必要があります。
↑ちなみにホームセンターによってはこの量の鶏糞が98円、牛糞が298円で売っているところもあります。
ここで
「牛糞と鶏糞って一緒に混ぜてもいいの?」
という疑問をあなたは抱いたことでしょう。
問題ありません。
畑づくりや家庭菜園の熟練者からしてみたら
「いやいや、牛糞と鶏糞は成分が違うから一緒に混ぜちゃダメだよ。牛糞と鶏糞を分けて混ぜてその後に耕さなきゃ」
と考える人もいるでしょう。
だけどこのブログのモットーは安い・簡単・継続ですから、なるべく手間をかけずに省けるところは省いて簡単に始めるための手順を紹介しています。
そのため牛糞と鶏糞をもう一度に混ぜてしまって一回で済むようにしています。
大丈夫です。
牛糞と鶏糞を一度に混ぜてもちゃんと野菜は育ちます。
また、混ぜるといっても先ほどスコップで掘り起こした土に適当にザーッとまぶしていくだけでいいです。
どうせ後で耕すので。
ただここで一つ注意点。
土に石灰を巻いている人もいますが、これは鶏糞を使用する場合には使わないようにしてください。
栄養過多になって野菜が育たなくなってしまいます。
ポイント
- 牛糞は土をふかふかにするのに使う
- 鶏糞は肥料として使う
- 鶏糞を使う場合は鶏糞は使わない
- あとで耕しながら混ぜるので牛糞と鶏糞はまぶすだけで良い
クワで土を耕す
いよいよ土を耕します。
先ほどまでの工程で土を掘り起こして、掘り起こした土に牛糞と鶏糞をまぶすところまでいきました。
ここからはやっとクワを使って牛糞と鶏糞を混ぜるようにして土を耕します。
ここで使うクワにもポイントがあって、それは先が四角い形になっている平鍬を使うようにしてください。
スコップは先が尖っているものを使うのにクワはどうして先が四角いものを使うの?
この疑問に対する答えは、先が尖ったクワを使って土を耕そうとすると、クワを土に入れて耕すときに土が左右に逃げてしまってうまく耕せないばかりか牛糞と鶏糞を土に混ぜ込むことが難しくなってしまいます。
先が四角いクワを使うと土に入れて耕すときに、平たい面で土を受け止めて耕すことができるので、牛糞と鶏糞を混ぜながらしっかりと土を耕すことができます。
ただ、このブログのモットーは安い・簡単・継続。
庭での畑をする場合はそんなに広い畑にはならないはずなので、できるだけ初期投資を抑えるために少々耕しづらくなっても先が尖ったクワをすでに持っている場合はそれを使っても構いません。
あくまでもこれからクワを買う場合は先が四角いクワにしたほうがいいですよということです。
それで、クワを使うときはよくアニメや漫画とかで見るようにクワを頭の上まで振りかぶって耕すようなことはしなくてもいいです。
なぜなら頭の上まで高くクワを振りかぶってしまうと、クワが重たくてブレてしまって目当ての場所にクワを入れることができません。
また、慣れないうちからそんな使い方をしていると腰を痛めてしまうのでやらないようにしてください。
じゃあどうするかって言うと、腰をしっかり固定して低くクワを持ち上げて耕すようにしてください。
最初にスコップで土を掘り起こして硬い土をバラバラにしているおかげで、先が四角いクワを低く持ち上げて耕しても十分に耕せます。
ここで最初にスコップで掘り起こしておく工程が役に立つわけですね。
さて、土に牛糞と鶏糞を混ぜて耕す。
これで畑の土づくりの完了です。
あとは自分が好きな野菜の種や苗を植えて重い思いの野菜を育ててみてください。
ポイント
- 牛糞と鶏糞を混ぜるようにしてクワで土を耕す
- 耕す際は先が四角い平鍬を使う
- クワを使うときは腰を固定して低く振り上げて耕す
補足:雑草対策はどうするの?
庭の畑で家庭菜園をやっていると畑の土に雑草が伸びてくることがあります。
通常、大きな畑で家庭菜園をする際は土にマルチっていう黒いビニールを被せて雑草が生えてこないようにする必要があり、家庭菜園の方法を調べてみると手順の中にマルチを被せるって紹介している人が多いです。
マルチってのは、苗や種を植えるときに被せる黒いビニールのことです。
だけど、この記事で紹介している庭で家庭菜園をする場合はマルチとかしなくてもいいです。
なぜなら仮に雑草が生えてきたとしても庭でやっている程度の広さの畑で雑草を抜くのってそこまで大変じゃないし、むしろマルチを被せるほうがかなり大変だからです。
これが広い畑となると雑草を抜くのが大変になるので、マルチを被せたほうがいいんですが、庭でする程度の畑であったらしなくても問題無いです。
もしするのであれば、畑の縁に根止めをして庭の雑草が畑に入ってこないようにするとある程度庭の雑草の侵入をある程度防ぐことができます。
マルチの場合だと野菜の種や苗を植えるたびにしないといけないですが、根止めの場合だと1回やればもうやらなくていいので少し楽ですね。
実際に僕も庭で家庭菜園をしていて庭には芝を植えているんですが、根止めをすることで畑に芝が侵入してくることはないですし、庭でやってる程度で広くないのでたまにちょいちょいと草を抜く程度なのでそんなに大変と感じてはいません。
なので、マルチはやってもやらなくてもどっちでもいいくらいに思っておいてください。
まとめ
これまでの話をまとめるとこのようになります。
まとめ
- 最初にスコップで土を掘り起こす
- 牛糞と鶏糞を土に混ぜる
- クワで土を耕す
- マルチはしてもしなくてもいい
「畑で野菜を育ててみたいけど土づくりなんか難しそうだな、大変そうだな・・・」
このように思っていたあなたも、この記事を読んで
「あ、なんかこれなら何かできそう」
って思いましたよね。
そう、畑の土づくりって要点を押さえて考えてみると意外と簡単にできてしまうんです。
そして土づくりさえできてしまえば、基本的にはどんな野菜だって育てることができます。
あなたが好きな野菜、子供が好きな野菜、何だって育てることができます。
あなたもぜひ、畑で野菜を育ててみてください。