- 燻製をやってみたいけどやり方が分からない
- 燻製器や燻製に使う用品って全部集めようと思うと高くついてしまいそう・・・
- やり方が分かっても自分にもできるんだろうか。難しそうだなぁ・・・
あなたは燻製をしようと思っているけど、このように思ってなかなか始められないでいませんか?
アウトドアと言えばキャンプ!キャンプと言えば外せないのがキャンプ飯!
そしてそのキャンプ飯で欠かせないのが燻製!
燻製独特の風味がクセになり、お酒を飲む人はもちろんのこと、お酒を飲まない人にとっても病みつきになるのが燻製!
これを外の景色を見ながら風味が全く落ちていない出来たてを食べるのが最高に楽しいんですよね。
だけど燻製器や燻製に使う用品って集めようと思うとしてもお金がかかりそうだし難しそうでなかなか始められない。
あなたはこのように思っていませんか?
だけど燻製器をはじめ燻製に使う用品は100均で集めることができるんです。
しかも使い方もとても簡単。
この記事では、このようになかなか燻製を始められないと悩んでいるあなたに向けて100均でできる簡単な燻製のやり方を紹介します。
この記事の内容
- 100均で買える燻製器
- 100均で買える燻製用品
- 100均燻製用品の使い方
- 簡単に燻製できる食材
この記事を読むと、これまで燻製をやったことがないあなたでも安く・簡単に燻製料理を楽しむことができるようになります。

100均で買える燻製用品
燻製って必要な用品を集めようとしたらかなりお金がかかるんじゃないの?
って思っていませんか?
だけど実は燻製に必要なものって100均で集めることができるんですよね。
その100均で集めることができる燻製用品を紹介していきます。
燻製器
燻製をするならばまず必要なのが燻製器。
だけど燻製器って普通に買おうと思ったらそこそこの金額になるんですよね。
そこで安く買えるものが100均の燻製器!
このダンボールタイプの燻製器です。
「え?ダンボールで燻製ってできるの?」
ってあなたは思うかもしれませんが、できるんですね。
しかもこれ使い捨てじゃなくて、繰り返し使えるんですよね。
実際に僕も今まで4回くらいこのダンボールタイプの燻製器を使ったんですけど、全く問題なくまだ使えています。
しかも、あとで紹介しますが、その使い方もとても簡単です。
ただこのダンボールタイプの燻製器って繰り返し使えるんですが、片付けるときに注意点があります。
それは、ダンボールに燻製の匂いが染み付いてしまうので、この燻製器をしまう場所にも燻製の匂いが漂ってしまうこと。
だからこの燻製器を片付ける場合は、ビニール袋で縛って箱の中にしまうというように、匂いを閉じ込めるように片付けることをおすすめします。
それでも匂いが漏れてしまうことがあるので、僕は100均と割り切って使い捨てにしてしまってもいいと思います。
ポイント
- ダンボールタイプの燻製器は100均で買える
- 繰り返し使える
- その使い方も簡単
注意
- ダンボールタイプの燻製器には燻製の匂いが染み付くので片付けるときはビニールで縛って箱の中にしまう
- とはいえそれでも匂いが漏れてしまうことがある。使い捨てにするのも手。
また、店鋪によってはなかなかこのダンボールタイプの燻製器が見つからない場合があるので、同じダンボールタイプの燻製器を紹介しておきます。
スモークウッド
100均で燻製をするには燻製器の他にスモークウッドが必要です。
本来、燻製に必要なものはスモークウッドまたはスモークチップの2種類があります。
このスモークウッドもしくはスモークチップをいぶして、その煙を食材にかけて燻製ってできるんですけど、100均のダンボール燻製器にはスモークウッドが必要です。
逆にダンボールタイプの燻製器にはスモークチップが使えません。
なぜかというと、スモークチップって火加減の調節が難しくて下手をすると火で出てチップが燃えてしまうんですよね。
チップが燃えてしまうと、ダンボールにも火がついて食材が箱ごと燃え上がってしまってとんでもないことになってしまいます。
見た目は面白そうですが・・・
一方、スモークウッドは一度火をつけて煙を出すと、火を消しても煙が出続けるのであとは放置するだけでOK。
難しい火加減なんて必要ありません。
ただ火をつけて煙を出す。
煙が出たら火を消す。
そして放置。
これだけです。
もちろんスモークチップにもメリットはありますが、それは別記事で紹介します。
とりあえず、100均のダンボールタイプの燻製器にはスモークウッド、これだけは覚えておいてください。
ポイント
- ダンボールタイプの燻製器にはスモークウッドを使う
- スモークウッドは一度火をつけて煙を出すと、火を消しても煙が出続けるのであとは放置するだけ
その他の100均用品
これまで100均の燻製器とスモークウッドを紹介しましたが、他にも燻製に必要なものはあって、もちろんそれも100均でそろえることができます。
それが100均の網とステンレストレーです。
あとスモークウッドに火をつけるものがないのならチャッカマンがあるといいです。

ステンレストレーはダンボール燻製器を乗せるのに使い、網はダンボール燻製器の中で食材を置くのに使います。
ステンレストレーも網もダンボール燻製器のサイズに合ったものを購入してください。
ポイント
- 燻製器、スモークウッド以外の100均用品は網とステンレストレー
- 火をつけるものがなければチャッカマン
100均の燻製器の使い方
必要な燻製用品がそろったらいよいよ燻製器を使ってみます。
①まずは先ほどの画像と同じようにそれぞれの用品を設置してください。
②そしたら今度はスモークウッドに火をつけて煙を出します。
このときスモークウッドの表面全体に火をつけておかないと後で煙が出なくなってしまうことがあるので、表面全体にしっかり火をつけて煙を出してください。
③スモークウッドに火がついたらその火を消して煙だけが出る状態にします。
④ダンボール燻製器の蓋を開けてスモークウッドと食材を画像のように設置します。
⑤蓋を閉めて約1時間ほど待ちます。
⑥1時間ほど経つとおいしい燻製のできあがりです。
これだけで燻製が出来あがります。
とても簡単ですよね。
スモークウッドに火をつけて煙を出したら箱の中に入れるだけなんだから。
あとこのスモークウッドを使った燻製器には他にも良いところがあって、完成するまでに1時間待たないといけないので、その間にテントを建てたり子供と遊んだりと他のことをしながら調理できるところがありがたいです。

スモークチップを使った難しい温度調整が必要ないスモークウッドならではのメリットですね。
100均の燻製器で作った味は?
さてここで肝心の味ですが、100均とは思えないほどしっかり風味と味がついていました。
ただ、注意点として100均の燻製器に限った話ではないですが、スモークウッドを使って温燻をする場合はしっかり1時間かけて燻製をしないと風味が乏しく味がしっかりつかなくなってしまいます。

ただ、僕も最初は焦ってなかなか待ちきれず何度もダンボールの蓋を開けて中を確認して「そろそろかな?」と早めに食べてしまいました。
そのせいでイマイチな出来になってしまったんですよね。
なのであなたがこれから燻製をしてみようと思っているのであれば、焦る気持ちを抑えつつしっかり1時間忍耐強く待つ、とういうことを意識しておいてください。
燻製初心者でも簡単や食材と難しい食材
燻製には作るのが簡単な食材と作るのが難しい食材があります。
それらを紹介していきます。
簡単な食材
- かまぼこ、ちくわ
- うずらの卵
- ナッツ
- サラダチキン
- 干物、乾物、おつまみ
難しい食材
- ベーコンなどの肉類
- チーズ(温燻の場合はそれほどでもない)
かまぼこやちくわはそのままでもおいしい上に面倒な味付けも不要。
うずらの卵は買ってきたものを袋から出してそのまま使える。
ナッツや干物、おつまみ系のものは水分が少ないので味や風味がつきやすいのでおすすめです。
逆に燻製の定番と言われるベーコンなどの肉類って意外と作るのが難しいんですよね。
ベーコンなどの肉類は中まで味が染みにくく生焼けになってしまうことがあって作るのが難しいです。
ただ、肉類の燻製って味がさらに凝縮される上に燻製独特の風味も相まってビールがめちゃくちゃ進むんですよね。

肉の燻製を食べながらビールをグイっと飲んで「くぅ〜っ!」ってするのが最高です。
あとチーズも実は難しい食材と言われていて、それは熱が加わると溶けてドロドロになってしまうから。
だけど、今回紹介した100均のダンボール燻製器ではスモークウッドを使った温燻なので、熱燻に比べてそこまで温度が上がらずチーズもドロドロに溶けにくいです。
まずは、簡単な食材から始めて燻製に慣れてきたらベーコンなどの肉類に挑戦することをおすすめします。
100均の燻製器のデメリット
安く燻製を楽しむことができる100均のダンボール燻製器。
その燻製器にもデメリットがあります。
そのデメリットとは、温燻と言われる燻製方法しかできないということです。
燻製の種類には熱燻・温燻・冷燻と3種類とあって、その中でもダンボール燻製器は温燻に適しています。
温燻とは何かというと、50〜80度くらいの温度で燻製をする燻製方法です。
そして先ほども紹介したようにダンボール燻製器にはスモークウッドを使い、スモークウッドは温度調節が必要ないというか、温度調節ができません。
その調節ができない温度がちょうど温燻に適した温度になります。
とはいえ、温燻はほとんどの食材の燻製に適しているので、温燻ができればまず多くの燻製を楽しむことができます。
なのでまずは温燻で燻製を楽しみ、燻製に慣れてきたら、今度はダンボール以外の燻製器やスモークチップを使って他の燻製も楽しんでみてください。
まとめ
これまでの話をまとめるとこのようになります。
- 燻製器は100均でダンボールタイプのものが買える
- ダンボールタイプの燻製器ではスモークウッド(100均にある)を使う
- 100均で合わせて網とステンレストレーも買うことができる
- スモークウッドに火をつけ煙を出したら燻製器に入れて食材をいぶす
- 焦らず1時間しっかり待つ
- ダンボールタイプの燻製器では温燻しかできない
キャンプといえばバーベキューと並んで人気なのが燻製料理。
バーベキューと違って燻製って何か難しそうなイメージがありませんでしたか?
だけど、ここまでこの記事を読んだあなたは、燻製が安く簡単に作れることがわかったはずです。
そのまま食べてもおいしい燻製。
そして、ビールとともに食べるとなお美味しくさらにビールが進む燻製。
あなたも家族とともに美味しくて、さらに楽しい燻製料理を作ってみませんか?