燻製っていうのやってみたいけどどうやってやるんだろう?
いろいろ準備するものとか手順とか難しそうだけどできるかな?
失敗しない方法とかあれば知りたいなぁ。
この記事はこのような悩みを持つあなたに向けて書いています。
結論から言うと、燻製はスモークウッドを使って温燻という方法をすればほぼ失敗はしないです。
もちろん燻製には他にも種類があってそれぞれの調理法ごとに違った魅力があるのが特徴です。
ただスモークウッドを使った温燻が最も簡単にできて失敗も少ない。
逆に他の調理法になってくると温度管理とかちょっと難しくなってくるんですよね。
この記事ではそれら燻製の種類とやり方について紹介していきます。
この記事を読めば簡単な燻製の方法から始めることができるし、難しい方法であっても失敗なく燻製を楽しむことができます。
また、それぞれの燻製法にあった食材も紹介していくので自分や家族、仲間内でもみんなが好きな食材でいつもと違った味を楽しめます。
燻製の種類
燻製の種類には熱燻・温燻・冷燻と3つの種類があります。
どの燻製が良いかは使う食材にもよるんですが最も簡単で失敗が少ないのは温燻という燻製方法です。
ただ、熱燻には熱燻の、冷燻には冷燻の良さというか魅力があるのでそれぞれ紹介していきます。
熱燻の方法と注意点
まずは熱燻。
燻製って時間をかけていぶすからどうしても食材の水分が抜けてしまってジューシーさがなくなってしまうんですよね。
だけど熱燻は高温で調理するぶん短時間で済むため、食材の水分が抜けにくく食べたときのジューシーさが残っているのが特徴です。
ただ、燻製特有のいぶした感じや香り付けの面は他の燻製方法に比べると控えめ。
ジューシーさが残っているから豚バラ肉などの肉類、ホタテなどの貝類を熱燻すると食べたときにジュワーッて汁が出てくるんだけど、それがいいんですよね。
肉類特有の肉汁、これがなくなってしまうのはもったいない。
しかも燻製時間は約10分ほどでできるからキャンプとかであと一品何か食べたいなぁと思ったときにすぐに作れるのも嬉しいポイントです。
熱燻の方法
熱燻は高温でいぶしたスモークチップの煙を食材にかけて、食材に風味と香りを加える燻製方法。
高音で調理するので短時間で完成するのが特徴です。
そんな熱燻の方法を紹介します。
まずはこんな感じでコンロの上に燻製器を置き、その燻製器の中にスモークチップと食材を並べます。
ちなみにだけどチーズを熱燻すると溶けてしまって燻製器の中がチーズでドロドロになったりアルミホイルに貼り付いて取れなくなったりしてしまうので、ハムとか別の食材の上に置くのがおすすめ。
ハムだったらチーズが溶けて貼り付いてもそのまま食べれるからOK!
食材を並べ終わったらコンロの火を高音で設定、スモークチップから煙が出てきたら火を弱めて弱火〜中火に。
温度の目安としては80〜130℃
ここで火が強火のままだとスモークチップが燃えて煙が少なくなってしまうばかりか燻製器の中が火事のように燃え上がってしまうんですよね。
だから燻製というよりただ火で調理したみたいな感じになってしまいます。
せっかく燻製しようと思ったのに・・・
熱燻の注意点
熱燻をする際の注意点としては先ほども紹介したように火加減が難しいことや食材に肉や魚を使う場合、肉や魚の油がスモークチップに当たって燃え上がってしまうことにあります。
ここが難しくて燻製を諦めてしまう人って結構多い印象です。
僕もなかなかうまくいかずに諦めてしまいそうになりました。
だけどこれには解決策もあるので、しっかり対策をとることで防ぐことができるんですよね。
その解決策は
- 温度調節には専用の温度計を使う
- 皿状に広げたアルミホイルをスモークチップと食材の間に設置する
これで防ぐことができます。
温度調節って目分量でやろうとすると燻製の熟練者でもない限りかなり難しいです。
僕もできません。
だけど温度計を使うと目で見て温度が分かるので80〜130℃の温度調節がとても簡単になるんですよね。
皿状のアルミホイルをスモークチップと食材の間に設置することで肉や魚の油がスモークチップに当たることを防ぐことができる。
これで熱燻の失敗を防ぐことができます。
ぜひやってみて。
温燻の方法と注意点
次は温燻。
温燻は高温の熱燻とは違って30〜80℃と少し低めの温度でスモークチップをいぶして、その煙を食材にかけて風味と香りを加える燻製方法です。
温度が低めだから温燻よりも長い時間をかけていぶすので、温燻に比べてジューシーさは劣りますが時間がかかるぶん水分がよく抜けているので旨味がギュッと凝縮していてこれはこれで美味しいです。
一般的に燻製って言ったらこの温燻のことを指すことが多いです。
この温燻特有の風味と香りはぜひ体験してみてほしいです。
病みつきになりそうです。
温燻の方法
まずは熱燻と同じようにコンロの上に燻製器を置いて、その燻製器の中にスモークチップと食材を並べます。
そしてコンロの温度を高温にして煙から火が出たらコンロの火を弱める。
ここまでは同じ。
温燻はここから燻製器の中の温度を30〜80℃になるように温度調節します。
その30〜80℃で設定したスモークチップの煙を1時間〜2時間以上食材に当て続けます。
これぐらい長時間当て続けることで水分がよく抜けて旨味がギュッと凝縮し、熱燻よりさらに風味と香りが加わった燻製が完成します。
温燻の注意点
30〜80℃って口で言うのは簡単だけど、この調節温度がかなり難しい。
先ほど紹介した温度計を使わないと燻製初心者からしてみるとかなりムリ杉謙信。
そして時間もかなりかかります。
なんと1時間〜2時間以上煙を当て続けないといけないんですよね。
30〜80℃の温度管理を数時間続けないといけないのでこれもかなり大変です。
だから追加で一品、とはならないんですよね。
温燻をするときはあらかじめ計画を立てておいて、キャンプだとテントを建てたりテーブルなどを設置したり焚火の準備をしたり、子供たちと遊んだりなど、何かをするついでに調理しないといけない。
だけど30〜80℃の温度管理を気にしながら別の用事をこなす。
とても初心者には厳しいです。
だけど、これを解決するものがあるんですよね。
それがスモークウッド。
温燻ではスモークチップの代わりにスモークウッドを使うととても簡単になります。
スモークウッドってスモークチップと違ってブロック型になっていて必要な量(燻製器にセットできる量)を切って使います。
スモークウッドの表面にバーナーやコンロなどで炙って煙が出たら燻製器の中にセット。
あとは放置するだけ。
え?放置?
そう、煙が出たら放置するだけであとは時間が経てば勝手に温燻が出来上がっています。
楽すぎ乙。
放置するだけで温度管理とかしなくていいから心置きなく別の用事をこなしておくことができるんですよね。
しかもスモークウッドを使うと専用の燻製器はもちろんのこと、100均で売ってるダンボールタイプの格安燻製器を使ってもできるんですよね。
格安でできるから、とりあえず燻製を試してみようと思っている燻製初心者からしてみても敷居が低く始めやすいのがポイントです。
100均の燻製器を使った燻製方法についてはコチラの記事で紹介しています。
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簡単にできる!100均の燻製器とそのやり方
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